債務整理の中でも、最も選択する人が多いと言われている手続きが任意整理とよばれるものです。債務整理の中には、裁判所に申し立てをする必要がある物もありますが、任意整理であれば、その必要はありません。債務整理の一種である自己破産のように、借金を無くするということは出来ませんが、大幅に減額することが出来る場合もあります。任意整理の手続きは、一般的には弁護士や司法書士に相談するようにします。

最近では、無料で相談に応じているところもありますので、利用してみると良いでしょう。消費者金融などの貸金業者からお金を借り、長期間返済を行なっているという場合には、過払い金が発生している場合もあります。過払い金返還請求手続きを行うことによって、払い過ぎたお金を取り戻すことが出来ます。任意整理を行うにあたって、必要となるものとしては、融資を受けている消費者金融のカードなどがあります。

また、どのような取引をしたのかという取引履歴が必要となる場合もありますが、これは取引履歴開示請求を行うことにより手に入れることが出来ます。その他に必要な書類としては、本籍が記載されている住民票や収入が分かる源泉徴収票、印鑑などが必要になります。詳しくは、契約を結んだ弁護士に確認するようにしましょう。返済が遅れ、消費者金融業者による取り立てがあるという場合には、弁護士と契約を結んだ時点で債権者に対して受任通知が送られ、取立てはなくなるはずです。