完済した後の過払いの返還請求

現在も消費者金融などから借り入れがある人の場合、過払いの返還請求をすることによって取り戻すことができます。では、すでに完済して取引を行っていない状態でも取り戻すことは出来るのでしょうか。結論的に言えばこれも取り戻すことが出来ますが、時間が経過しすぎるとできなくなることもあります。そのため、返還請求は出来るだけ早めに行うべきだと考えられます。

まず、過去の借り入れについてですが、すでに完済をしていても返還請求はできるのですが、その理由は本来支払わなくても良い利息を支払っていたからです。支払わなくても良いものを支払っていたというのは、分かりやすく言えば自分のお金を業者が持っていることを意味します。法的には利息として認められないものを支払っていたわけですから、自分が本来持っているはずのお金を業者が持っていることになるわけです。それを返還してもらうのは至極当然のことだと言えるでしょう。

完済したのかどうかには関係なく、過払いが発生していれば返還請求をすることは可能です。ただし、消滅時効が成立することがあります。あまりにも長い時間が経過すると、法律によって無効となってしまいます。消滅時効とは、時間の経過によって債務が消滅することを指します。

ですから、過払いが発生していても、何もせずにそのまま時間が経過すると返還請求することが出来なくなる可能性がありますから注意が必要です。完済してから10年以内に返還請求をすることが必要とされます。

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